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マリオン・D・マーチとジョーン・マクエバーズ二人の女性占星術家による、
アメリカの代表的な占星学教科書シリーズ"The Only Way to Learn Astrology"[全6巻]の日本語版です。
最も広く採用されているフォーマットで、普通に「当てる」ためのごく実用的な理論の教科書シリーズです。
ベテランの実践家であり、そして優れた教師であった2人の経験のつまった活き活きとした解説。
ごく基礎的な内容から入って、少しづつ高度な解読法へ進んでいく事ができます。
全6巻の構成としては、第1巻から第3巻までが個人チャートの解読、
第4巻から第6巻までが、未来予測、相性、ホラリーなどの各種技法をとりあつかっています。
これだけの分量と密度で日本語で読める解説書は他にはありません。
翻訳作業の都合で、第2巻が第4巻に、第4巻が別巻になるなどしてしまっていますが、
通して読む場合は一応元の順番どおりの方がベターです。ここではもとの順番で紹介します。
必要な主題を扱った巻だけ読んでも良いでしょう。そのような場合も参考にしてください。
なおシリーズ第6巻から第8巻は本来別個の本なのでこのページではあつかいません。
※ 各巻ともタイトル・書影をクリックすると商品紹介ページ(amazon)を表示します。
日本版第4巻・別巻は以前より入手困難にてプレミア価格。第1巻・第3巻も品薄になっているようです。
入手困難タイトルもマーケットプレイスによく出品されているのでチェックしてください。
なお原書は2008年〜2010年にかけて各巻とも新版が刊行されています(大幅な改変は無し)。
かなり基礎的な内容で、初級入門書のあとの2冊目の教科書としておすすめ。
サインの意味と、基本となる10天体(太陽・月と8惑星)の意味からはじめて
各惑星点ごとに順次、サインの中の天体、ハウスの中の天体、天体のアスペクトを解説。
インコンジャンクト(150度)をメジャーアスペクトとして扱っているのは先駆的です。
ハウス・アスペクト共、特殊な事例についてのコメントが多く、その辺の入門書とはレベルがちがう。
練習問題もついています。初心者がつまづきがちなチャート作図法はあえて省かれている。
※ 訳文の評判が良くなく(意味不明というほどではない)、その後阿木昭子訳の改訳新版が出ています。
チャート計算方法はこの第2巻で解説しています。
ハウスシステムは日本で普及しているプラシダスではなくコッホ式を採用。
ASC、MC、ドラゴンヘッドなどの感受点について、アスペクトやハウスにおける意味を解説。
さらに逆行惑星、先行日食、アラビックパーツ、バーテックスなど。
入門書で省かれがちな重要事項をじっくりとりあげています。
残念ながら品切れです。ユースッドなどであれば押さえましょう。
【注目】この巻だけ原書がAmazon.jpで特価で出でいます![2015/10/10現在]
第1部は健康問題、職業選択、対人関係など、テーマ別読解ポイントを解説。
第2部はハウスの支配星(主星・ルーラー)が入るハウスごとの意味を144とおりすべて解説。
第3部はダイアナ妃、ヘミングウェイなど4人の有名人のチャート読解例をそれぞれ別の方法論で例示。
とくに第2部は必須の基本事項と言えるでしょう。第3部はここまでの三冊の総まとめになっています。
※ 上記3冊でバースチャートを読む上での基本項目をひととおり学べます。
占星術の主な未来予測法にひととおりふれた解説書です。
まずセカンダリープログレスとソーラーアークディレクションについて、
原則論と、特に月のサイン・ハウスの進行、太陽とASCのサイン、逆行をそれぞれ解説。
次に現在の星を重ねるトランジットの原則論と各惑星の影響を解説(クックブック式ではない)。
そしてソーラーリターンとルナリターンについて上昇星に焦点をあわせて解説、
ネイタルとリターン図の重ね方と読み方の方法論は要注目。全体に実例多数。
日本語で読める未来予測法の解説書としてはもっとも詳しい本です。
第1部はネイタルからどのようなパートナーを求めるかを読む。
第2部は複数チャートを重ねるシナストリーを相互のハウス位置・アスペクトから解説。
第3部は複数チャートを合成し中間値を出すコンポジットを主にハウスから解説。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子、作曲家ショパンと女流作家ジョルジュ・サンド、
画家ゴッホと彼を支えた弟テオなどなど、多数の実例で解説しています。
相性の解説書としては多くの洋書の中でも最良の一冊と思われます。
第1部はホラリー解説。鑑定依頼日時のチャートから問題解決法を探る。
第2部はエレクショナルの解説。何かに着手・実行するのに適切な日時を算定する。
どちらも古典技法だが著者らは調査・検討の上で外惑星を採用するなど現代風にアレンジ。
分量的にはホラリーが多い。どちらも実例多数。
特に月のボイドタイムと水星〜火星の逆行に関するリマークは裏ワザ的なものも含め興味深い。
第2部は実践上でトランジットの捕捉になるし、占いライター的にもヒントが多いでしょう。
入手困難になっている巻はいずれも古書にプレミア価格がついています。
原書については全巻とも版を重ねておりAmazon.jpでもふつうに購入可能なので
英語に抵抗なければ原書で読むのも良いでしょう(価格はかなり安いです)。
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