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はじめに
”太陽12星座占い”ではない本格的な西洋占星術を学びホロフコープを読めるようになるための、第一歩をガイドしたいと思います。さらに次のステップにつなげるための解説書も紹介しましょう。
最初に必要なものは、@入門書 Aホロスコープソフト(ネット上のプログラムで代用可能です)
そしてできれば B占星天文暦 も揃えたいところ。
ホロスコープ・チャートの作図は、従来は占星天文暦の冊子を使い、惑星位置やハウスカスプを計算しながらおこなっていましたが、この段階で挫折した人も多かったのでした。しかし現在ではPCやスマホの普及により、作図はソフトウエアやアプリで簡単にできるようになりました。なのではじめから解読の勉強をすすめることが可能です。
ただし天体の位置や動きを調べるときに紙の天文暦の方が便利な場合もありますし、手書きで作図できる技術も持っておくほうがよいでしょう。入門書によっては巻末に簡易な天文歴が付属しているので最初はそれで始めるのもありです。
それでは西洋占星術の勉強をはじめましょう!
※ 入門書は難易度とおすすめ度を☆で表示しました。
※ 各巻タイトル・表紙画像をクリックすると商品紹介ページ(amazon)を表示します。
占星学 [新装版]
ルル・ラブア著 実業之日本社 ¥2700円+税
ロングセラーの定番教科書が2017年春新装版で登場しました。本格的に占星術を学ぼうとする人には、かならずこの本をおすすめしています。
占星術入門書は多くでていますが解りやすさとバランスのよさで本書を超えたものは未だないでしょう。天体、星座宮、アスペクトから、未来予測法まで、過不足なくわかりやすく解説されていてまさにスターンダードと呼ぶに相応しい内容です。またASCとMCそしてノースノードへの個別のアスペクトにふれている点でも貴重でしょう。
同じ著者で学研Lブックスに二冊の入門書がありますが(下記参照)、まとまりとしてはこの『占星学』のほうがはるかに良いです。
新装版では著者と親交のあったマドモアゼル愛氏による解説が追加されています。
作図法あり・簡易天文暦なし 難度:★★★★☆ おすすめ度:★★★★★
※この本はKindle版も刊行されています→ルル・ラブア『占星学』Kindle版
『鏡リュウジの占星術の教科書T 自分を知る編』
鏡リュウジ著 原書房 ¥2420
初版2018年12月刊、第二版2023年1月刊。2006年の『星のワークブック』を増補改訂した入門書です。
星座(サイン)ごとの星、ハウス毎の星に加えてアスペクトも解説。自分の出生チャートをみて星の効果が良く発揮できた場合・できない場合それぞれの特徴などを確かめながら勉強をすすめるようになっています。逆から言えば星の性質の良いところを発揮できるかどうかは自分次第という発想がベースにあるとも言えます。
手とり・足とりな構成になっているので、他の入門書やホロスコープソフトでついていけなかった人の再挑戦にも向いているかも。
※2025年5月現在、第六巻までつづく大規模シリーズに成長中です。
作図法あり・簡易天文歴なし 難度:★★★☆☆ おすすめ度:★★★★☆
増補改訂 決定版 最新占星術入門 (elfin books series)[版元品切れ]
松村潔著 学研エルブックス ¥2420
元版1996年刊のこちらもロングセラーの定番「入門書」です。2003年と2019年の二度にわたり増補改訂しています。簡易天文暦アップデートして占星学の状況の変化にふれたあとがきが加わっています。この本は全部で478ページ、巻末資料をのぞいても大きなボリュームに細かい活字でギュっと情報が詰め込まれています。
サイン(12星座)に入る惑星の意味、惑星どおしのアスペクト(座相)、ハウスに入る惑星などの項目はもちろんのこと、ハウスカスプのサインおよびハウスの支配星の入るサインの詳しい解説が入ってるのが特徴です。職業適性については有名専門書のエッセンスを凝縮。ハードアスペクトの活かし方、パートナーとの影響関係、ホロスコープ全体をいかに読み解くかの解説は必読です。全体として出生図の解読にウエイトをおいており、相性や未来予測の具体的な解説は入っていません。
「入門」とはなっていますが教科書シリーズ三冊分くらいの項目が凝縮されており最初の一冊目としてとしてはちょっと難しいかもしれません。しかし必ず読んでおきたい一冊です。
作図法あり・簡易天文暦あり(1934年-2020年) 難度:★★★★★ おすすめ度:★★★★★
追記:名著ながら絶版状態です。後で紹介する『完全マスター西洋占星術』が内容が重なっているので代わりにどうぞ。
ホロスコープが読めるようになる西洋占星術
いけだ笑み著 説話社 ¥1100
松村潔氏に師事した、いけだ笑み氏による入門書。2024年、説話社占い選書の第20巻として刊行。もとは2009年の『基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門』正編・続編の二冊を一冊にまとめる企画だったものを著者の判断で一冊まるまる新たに書き下ろしたものとなっている。サインの星、ハウスの星、アスペクトなど入門書に必要な基本的内容を網羅、最終章でそれらを統合し1つの存在としてとらえる手順をまとめる。著者は古典占星術をかなり研究しており、モダン占星術に古典のディグニティーなどを持ち込んで、両者の融合を図っているようである。文体にややクセがある。作図法や簡易天文暦が省かれているかわりにホロスコープソフトウエアの紹介ページが設けられているのは時代に即した内容構成と言えるでしょう。占い選書自体リーズナブルな価格で提供されているシリーズであり、結果的に本格的な入門書としては現状最も安価な本となっている。
先の『基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門』に掲載されていた太陽星座と月星座の組み合わせ全144通りの解説が含まれていないのは少々残念に思えます。
作図法なし・簡易天文暦なし ソフト紹介あり 難度:★★★☆☆ おすすめ度:★★★★☆
※ 著者によって着眼点がちがい、情報の取捨選択もかわってきます。理解をおぎない立体的にするためには、2冊くらいはあわせて読むとよいでしょう。
その他の入門書:
『増補改訂版 正統占星術入門』 [版元品切れ]
秋月さやか著 エルブックス
ルル・ラブア氏の『占星学』とよく併せて読まれた初級人門書。現在でも評判が高いです。
作図法あり・簡易天文暦あり
難度:★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆
『占星術の本―運命を支配する天界の神秘学』 [版元品切れ]
藤巻一保 /松田アフラ/ 秋月さやか 共著 学習研究社
学研の宗教をテーマとするムック本シリーズであるブックス・エソテリカ(Books Esoterca)の一冊として刊行。一般向け教養書ながら占星術の歴史から基本からホロスコープ作成・読解の初歩、ミッドポイントなどの技法まで非常に充実した内容の本です。
作図法あり・簡易天文暦あり 難度:★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆
新版 Stargazerで体験するパソコン占星学
小曽根秋男著 技術評論社 ¥4179
占星術ソフトウエア”Stargazer”のCD-ROM版と、作成者の小曾根氏による解説書のセット。『Stargazer for Windowsではじめるパソコン占星学』(1998)の新版です。旧版に比べてソフトはヴァージョンアップし、使用マニュアルも詳しくなりました。
付属のソフトは多機能・高機能で、プロも愛用する日本語占星術ソフトの定番です。公式サイトにてアップデートできるほか、掲示板では秋津氏ご自身がサポート。
解説書も占星術の入門書としてすぐれおり最初からこの一冊というのもありでしょう。ソフトがとても多機能で最初は使うのが難しいのですが440ページ中最初の115ページが使用マニュアルとなっています。あとの300ページは基本的な占星術の解説書ですが、ハウスに入る天体だけでなく、入門書では省かれがちなハウスカスプとサインの組み合わせの説明も掲載されています。またソフトにハーフサム(ミッドポイント)40選の機能が備わっているため、ハーフサム技法の三天体の組み合わせ解説も入っています。
出版元の技術評論社のサイトではwindows8およびwindows10のためのインストールガイドが公開されています。
https://gihyo.jp/book/2006/4-7741-2887-2/support
ソフトの公式サイトではStargazer SA2系列を無償配布中です。ホロスコープ関連プログラムのみ。
※ 公式サイト:https://www.sgwd.sakura.ne.jp/
書籍添付のものより三重円機能は強化されていますがチャート合成(コンポジット)機能が不具合を起こしたり、ハーフサム時期表などの機能が付属していなかったりします。高機能なだけに使用法も難しいため詳細なマニュアルもついた書籍版をおすすめします。
※ その他国内外のフリーソフトを含む占星術ソフトの比較紹介はこちら
> 西洋占星術ソフト比較
※ スマホ向けホロスコープアプリの比較紹介はこちら
> スマホ向け西洋占星術アプリ比較
※ このサイト内でも簡易なホロスコープを表示できます。
> ホロスコープ作成
日本占星天文暦1900〜2050年
松村潔 監修 大澤義孝 著 実業之日本社 ¥27500
現状手に入る日本標準時の天文暦の中では実質的にこれがスタンダードとなります。1900年から2050年まで151年間の毎日の天体位置を掲載、太陽のイングレスタイム、月相(新月、上弦の月、満月、下弦の月)、ムーンボイドの時間帯を掲載。ただし月のサインは昼と夜に分ける表記はない。少々高価ですがプロを目指すならマストのアイテムでしょう。
※この本はKindle版も刊行されています→『日本占星天文暦1900〜2050年』Kindle版
※もし古本で安く出品されていれば『完全版 日本占星天文暦1900〜2010年』アストロコミュニケーションサービス製作 魔女の家Books、そして『21世紀占星天文暦 増補版 2001〜2050 日本標準時間at Midnight』ニール F.マイケルセン著 魔女の家Booksの2冊で同じ年代をカバーできるので選択肢としてありでしょう。これらも評判の良かったスタンダードな天文暦です。
完全マスター西洋占星術
松村潔著 説話社 ¥4725
これまでに紹介した本とは一線を画すレベルの解説書。最初の一冊としてはちょっと難しすぎます。先にあげたような入門書の内容を理解し、ある程度ホロスコープ読解を経験した段階で読むと、一気に理解が深まるでしょう。
12星座、天体、ハウス、アスペクトといったきわめて基本的な事項について、たとえばあるハウスと次のハウスの意味のつながりといったような、有機的な関連を詳しく解説しています。基本事項こそ、追求すればするほど底知れぬ深みのあるものだと気づかされます。また、性格や運勢についても単純に「良い・悪い」では割り切れないことも納得させられます。
なお解説中のチャート例はStargazerで作成されたものを使用しています。
チャートの作図法の解説は省かれており、簡易天文暦も付属しません。
西洋占星術にかぎらず占いの技術の習得のためには、解説書による研究も必要ですが、それにもまして実践と経験のつみかさねが大切です。楽器やスポーツの習得が解説書を読むだけではダメなのと同じように。ですからここに紹介したアイテムをそろえたら、まず自分自身を、そして身近な人々をサンプルにして実践を重ねてください。
経験をつめば、”これは○○座特有の表情だ”、とか”いかにも金星と天王星のアスペクトが効いてそうな人だ”などということが、実感としてわかるようになってきます。
しかし他人のチャートを対面で読む際には、相手の人のおもわぬ深刻な問題にふれてしまうことも多々ありますから、そういったことはくれぐれも注意してください。
また、ホロスコープ解釈について情報交換や意見交換をできる先輩や仲間を持つことも大切なことです。JEEPSTARとしても、勉強会の仲間や、占い店に出ていたときに先輩や同僚から学ばせてもらったことがらが、実はいちばんの養いになったと思い、みなさんに感謝しています。
入門書の次の中級レベルにすすむためにおすすめ
> アメリカ占星学教科書シリーズ
初心者から中級者の方のための勉強交流案内
> 占星術初心者の方へ
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